バンフ国立公園(11月上旬)
カナディアンロッキーを見てみたい!!
という勢い(夫の強い希望)で行った、バンフ国立公園旅行の記録です。
2017年11月上旬に行きましたが、事前に調べていたとおりとてもとても寒く、車で幹線道路から外れると雪で覆われた道を走るケースも多かったです。
カナディアンロッキーのベストシーズンはやっぱり夏だと思いますが、冬にしか見られない雪山・湖の景色は行くだけの価値がありました。
コンテンツ
天候・雪
4泊5日の旅程は、ほぼ晴天で、1日だけ曇っていただけでした。
気温は‐10℃~‐20℃という寒さになることもありました。
カルガリー国際空港に着いたとき、空気がきらきらと光っているほど寒かったです。夫は「こんなの見たことない!」と既にワクワク状態でした(笑)。
天気に関しては全く幸運でした。行く直前にはかなりの雪が降っていましたし、私たちが行ったあとは曇りが多かったようです。
レンタルした車
FORDのTAHOEをレンタルしました。
事前にオンラインで予約できますが、私はチャイルドシートについて在庫の確認をしたかったので直接電話して予約しました。空港でのレンタルはスムーズで、事前に頼んでおいたチャイルドシート2つも問題なく用意されていました(チャイルドシートの在庫はたくさんあるようでした。チャイルドシートの取り付けは先方の誰もやったことがなくてセルフでした。)。
GPS(別に追加するカーナビ)は1日数ドルのオプションでしたが、借りておくことをお勧めします。ほとんどの区間はCarPlayで済みますが、バンフ国立公園の奥までいくと一部に電波が入らないところがあるので、一応持っておいた方がいいです。
フルサイズのSUVというカテゴリーでしたが、この車はよかったです。車内は広いし、雪道でも全然平気だし(もちろん気を付けて走りました)。
カルガリー国際空港からバンフ国立公園までの道
空港からバンフの町までは約130㎞ありますので、車で1時間半~2時間というところかと思いますが、私たちは道(高速の乗り換え)を間違えて時間をロスしたのでもっともっとかかりましたね。
ほぼ1本道なんですが、初めて走る高速はわかりにくいですよね(笑)
バンフ国立公園からの道
11月の国立公園内の道は、幹線道路は除雪されていて雪はほぼなく、走ることに特段の問題はありませんでした。
街中や少し外れた道は雪がありますが、それでも走るのに問題はありませんでした。
バンフからジャスパーまで行ってみることも検討した(途中まで行ってみた)のですが、雪が少し目立ち始めたのと、雪上車などのアクティビティが軒並みシーズンオフなのと、サービスエリア的なところが閉鎖されていたことで引き返しました。
道中の食事等は店の少なさで難渋しましたが、道中ずっと続く雪山の壮大な景色はすごいものでした。
どこにも寄らずにバンフージャスパー間の道を少し走るだけでも大変な景色に遭遇します。
宿泊したホテル
今回の旅行では、バンフの25㎞カルガリー寄りにある町、キャンモアの同じホテルに4泊しました。
バンフの町中まで約20分、キャンモアの町にもたくさんの食事をするお店、いくつかの大きなスーパーがありますので、非常に便利でした。
日本のラーメンのお店もありましたが、行こうと思った時間には閉まっていて残念でした。
ホテルの部屋から撮った写真です。つららがすごいです。
部屋にはオーブンから冷蔵庫から食洗機から電子レンジ、フライパン、鍋、お皿、包丁なんかのキッチン用品も一通り揃っていて、自宅で生活しているのと変わらない快適さです。スーパーで食材さえ買ってくれば、自分で料理をして家でゆっくりくつろぐこともできます。洗濯機もあり、洗濯機と食洗機の洗剤はフロントに言えば追加で持ってきてくれました。
食事
朝食はバンフの町まで行って、カフェでサンドイッチを買って食べたり、スーパーで買った材料で作ったりしていました。
子どもがいたこともあり、夕食はスーパーで買ってきた食材をホテルで調理(温めて?)して食べることが多かったです。
困ったのは昼食ですね。
バンフ国立公園内にはお店がほとんどありません。
ロードサイドのサービスエリアみたいなところには時期的に閉鎖しているところもあり、外で自由に食事が買える状況ではありませんでした。
スーパーで買ったパンを食べたり、朝の時点で昼用のサンドイッチを買っておいたりと、お店が何もなかったときのための備えが必要でした。
数少ない昼食ポイントのなかでよかったのは、フェアモント シャトー レイク ルイーズ(Fairmont Chateau Lake Louise)ですね。
恐らく最もメジャーな観光地であるレイクルイーズの湖畔にあり、公共の駐車場から少し歩きましたが(宿泊者以外は駐車不可?)、子供用のメニューもあるレストランがあり、とても助かりました。
ホテル内の土産物屋で買い物をすることもできます。
このホテルに宿泊してみたいと思っていましたが、11月でも予約がいっぱいで断念したほどのホテルです。
レイクルイーズから先に進む場合はお店がさらになくなりますので、食事の用意がない場合はこのホテルで済ませるか、手前の駐車場併設の売店で食事を調達することをお勧めします。
バンフでサンドイッチを買ったのはこのお店(Wild Flour – Banff’s Artisan Bakery Cafe)ですね。早朝からたくさんの人でほぼ満席、そんな混み合うなかでも子ども用にチーズサンドを作ってくれるお店で、とてもナイスでした。
あと、バンフの町中にあったCow’s Banffもいきました。濃厚であまーーいアイスクリームです。甘いもの好きの夫には大好評でした。
バンフのロープウェー
バンフの町から車で山の方に少しいくとロープウェーがあります。下から見た景色はこんな感じです。
上から見るとこんな感じです。
結構な急斜面で、特に下りの最初はジェットコースターよりも怖いぐらいに妙に速いスタートです。
頂上に行くと食事をする場所があったり、屋外に出られる360度の展望台があったりと、ゆっくり楽しめます。
天気もよくて、ここからの景色はすばらしかったですね。
アクセスもいいので、バンフに行くならぜひ行ってみることをお勧めします。
レイクルイーズ
バンフ観光はまずここからスタートですね。
バンフの町から近く、幹線道路から入ってすぐのところなのでとても行きやすいです。
駐車場から1-2分歩くとすぐにこの湖があります。
有名な観光地らしく、午前中の早い時間でしたがたくさんの観光客がいました。
湖は半分ぐらい凍っている状態だったでしょうか。
風があったせいか、とっっっても寒かったですね。
日が昇りきる前でしたので、もう少ししたらもっときれいだったかもしれないと思うと少し残念でしたが、寒さで長居はできませんでした。
レイクボウ
レイクルイーズを後にしてもう少し北に(ジャスパー寄りに)いったところにあります、ボウ湖です。
幹線道路沿いにあって、アクセス抜群ですが、バンフの町からは少し遠いですね。
私はレイクルイーズよりもこちらのボウ湖の方が好きでした。とてもきれいです。
11月の時点で全面凍結していて、背景の雪山と合わせると壮観です。
レイクペイトー
ボウ湖からさらにジャスパー寄りに走って、幹線道路でも雪が若干残るような状態になっているところまでいきました。
夫が言うには、このペイトー湖の景色が最もすばらしかったそうです。
ここは、駐車場から20分ほどスキー場の坂道のようなところを登っていかなければならず、小さな子供が雪の中歩くのは少し大変そうだったので、私は行けませんでした。
ここに行くまで誰とも会わなかったということですが、足跡がたくさんあって、この写真のポイントから湖に向かう人もいるようです。
スキーの人たちでしょうか、、、すごい人もいるもんです。
バンフの町からもそれなりに距離があるので簡単にいける湖ではないですが、夏場でバンフからジャスパーに向かうならぜひ立ち寄りたいですね。
野生動物
この旅行中ずっと野生動物を見ることを楽しみにして探し続けたのですが、残念ながらそれほど多くの動物を見ることはできませんでした。
ジャスパー寄りの方がもっと見ることができたかもしれないことや、野生動物を見るにもそれぞれ動物毎にシーズンがあることなど、リサーチ不足でした。
総じて春から夏場の方が動物を見る可能性は高いようでした。
かろうじて見ることができたエルク?の写真です。
10頭ほどのエルクに運よく出くわしましたので、遠くから観察しました。ツノをぶつけ合うカンカンという乾いた音が印象的でした。
旅行に掛かった費用
ざっくりですが、レンタカー代が900ドルぐらい(チャイルドシートが1台あたりでチャージされているので、それがなければもっと安かったはずです)、ホテル代が1,000ドル弱、飛行機代(トロントーカルガリー往復)が800-900ドルでした。
今回は飛行機での旅行でしたが、VIA Railでの旅もとても魅力的でした。
もっと前から検討していればVIA Railでの旅もありでしたね。いつかカナダ横断の寝台旅行をしてみたいものです。