トロント住宅市場はタイトな需給で堅調
トロントの2019年2月の住宅価格は堅調
トロントの2019年2月の住宅価格は、前月から0.80%の上昇となりました。
前年比では2.35%の上昇となっていて、それまでの急騰とはいかなくなっているものの、依然として小幅な上昇を維持する堅調な状況となっています。
タイプ別には、戸建てが不調でアパートメントが前年比7.9%の上昇となって全体を牽引する状況に変化はありません。
トロント住宅市場はタイトな需給が継続
トロントの住宅販売状況からは、依然として住宅供給の少なさを背景に需給がタイトな状況が続いています。
2月のトロントエリア全体の販売数は前年から2.4%の減少となった一方で、販売成約価格は、上記の住宅価格指数同様に、前年比で小幅の上昇となっています。
新規の物件の登録が前年比で6%超の減少となっていて、住宅の供給が乏しいことが、需給の引き締まりを通じて価格上昇に寄与しているのではないかと思われます。
2016-17年の住宅価格のピークからは鈍化したものの、タイトな需給に支えられて価格水準自体は高止まりしている状況です。